平成20年12月9日(火)第15209号

◆全県◆
ESCO事業
滋賀銀行がオリックスと提携し
「温室効果ガス削減支援」開始へ

◆湖東・愛荘町◆
誰にでもある可能性と夢を信じて
人権を考える町民のつどい
愛荘町 同和地区差別事件の総括も


◆東近江◆
2年目の農村まるごと保全活動
成果と課題の実践セミナー
13日午後1時半からアピアホール


◆東近江・日野町◆
迫真の演技に「頭が真っ白」
コンビニ強盗を想定
訓練で管理体制見直す


◆東近江・近江八幡市◆
地域の催しに参加して
売り上げ金を寄付
八幡西中生徒会


◆東近江・安土町◆
葦灯り展作品も加わり1か月あまり
あづちイルミネーション
駅前ロータリー一帯を華やかに


ESCO事業

滋賀銀行がオリックスと提携し

「温室効果ガス削減支援」開始へ


◆全県◆
 滋賀銀行(本店・大津市、大道良夫頭取)は、オリックス(本杜・東京都港区、梁瀬行雄杜長)と提携して、来年二月をめどにESCO事業(注)を中心とする「温室効果ガス削減支援業務」を開始する。同社との同業務での提携は、全国の金融機関で初めて。

 具体的には、温室効果ガス排出削減の必要性を認識された地域の中小企業者を同行がオリックスに紹介し、同社と共同で温室効果ガス削減の手法を提案する。

 例えば、ESCO事業では、図のように中小企業が保有する工場やビルの(1)エネルギー診断(2)総合的な省エネ手法、設備導入計画の立案(3)資金調達(4)改修工事(5)導入設備のメンテナンス(6)省エネ効果の保証までを一括で提案―することにより、効率的な温室効果ガスの削減が可能としている。

 同行では「この取り組みにより省エネ設備への投資を促進して地域経済の活性化を目指すとともに、同行が削減に必要となる設備の導入費用等に対する資金を融資することで、取引先の中小企業の地球温暖化防止に向けた取り組みの実現を支援する」という。

 また、この十月から試行が開始された「国内排出量取引制度」では、大企業の資金や技術を利用して中小企業等が行った二酸化炭素の排出抑制のための取り組みによる排出削減量を認証し、目標達成のために活用する「国内クレジット制度」があるが、同行では将来的にこの取り組みにより削減された排出量の一部を「国内クレジット」として目標達成に必要な大企業への販売を仲介することや、直接購入・取得することを検討していくとしている。

 (注)ESCO事業=ESCO事業者が企業が保有する工場やビルの省エネ診断から設備計画立案、改修工事、設備のメンテナンスまでを一括で提供し、省エネ効果を保証する仕組み。


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誰にでもある可能性と夢を信じて

人権を考える町民のつどい

愛荘町 同和地区差別事件の総括も


▲500人が参加した愛荘町人権を考える町民のつどい
◆湖東・愛荘町◆

 愛荘町人権教育推進協議会は四日夜、人権を考える町民のつどい(町・町教委共催)を、テーマ「誰にでもある可能性と夢を信じて」に基づき、ハーティーセンター秦荘で開いた。

 集いには町民や町職員ら約五百人が参加し、人権週間(四〜十日)に合わせ、昨年八月に発生した「町役場への東近江市民による電話での同和地区差別問い合わせ事件」の総括が行われた。

 電話の内容から、差別性は明らかとする愛荘町と東近江市(差別でない)との見解の相違を明確にした。この問題について町議会は、九月議会最終日の九月三十日に「長年取り組まれてきた部落問題の解決に向けた様々な教育、啓発を否定することになる」として、真相究明と再発防止ヘの決議を採択している。
 続く講演会では、愛知県の私立豊川高校で数学教師を務める宮本延春さん(39)が「オール1の落ちこぼれ、教師になる〜いじめ、挫折、天涯孤独の絶望から夢を実現するまで〜」と題し、自分の生い立ちを語った。

 「子供の時、いじめられ学校嫌いで成績が最悪のオール1でも、自覚とともに環境が整い、目的に向かって努力すれば、先生になれる。二十三歳の時、始めて九九が全部言えるようになった」と。

 嫌なこと、辛いこと、苦しい時、その悩みは成長の証(あかし)であることを自ら学び、教師になった以上「悩みは素晴らしいと子供に教え、一緒に悩んであげたい」と締めくくった。


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2年目の農村まるごと保全活動

成果と課題の実践セミナー

13日午後1時半からアピアホール


◆東近江◆
 農村地域の環境保全のあり方を考える「世代をつなぐ農村まるごと保全活動実践セミナー」が十三日午後一時半からショッピングプラザアピア四階のアピアホールで開かれる。

 県が策定した農村地域の水質や動・植物など生態系保全のための「みずすまし構想」の具体策を実践に移す「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」事業が昨年度から始まり、東近江市内にも各農村集落ごとの同対策委員会が組織され、子どもからお年寄りまで参加できる農村環境に目を向けた地域活動が展開されている。

 ホタルや魚の観察・調査、魚つかみ、田んぼを使ったレクリェーションなど、各農村地域での取り組みが、身近な自然環境に関心を深め、保全して次代につなげていく意識高揚に繋がっている。

 同セミナーは、こうした活動が始まって二年目を迎え、これまでの成果と課題を確認しあい、さらに推進していくための勉強会として、東近江地域のみずすまし推進協議会と世代をつなぐ農村まるごと保全地域協議会が開く。

 冒頭の基調講演では、東近江環境保全ネットワーク代表幹事の丹波道明さん(安土町)が「水と田んぼ、水を大切に」の演題で講演。丹波さんは、東レ事業開発株式会社社長、東レエンジニアリング監査役等の役職を歴任。退職後は、同ネットワーク代表幹事、淡海環境財団理事として西の湖や琵琶湖の環境保全活動に取り組んでいる。講演では、これまでの活動から水環境を守り伝えていくことの大切さを説く。

 続いて、最近注目されているグラウンドカバープランツについて、安土町内野地区での取り組みの事例発表が行われ、除草作業の軽減と環境保全ついて報告される。また、畦の保全作物の特性や景観作物の紹介、栽培のポイントについて企業からの技術アドバイスに耳を傾ける。

 このあと、東近江振興局から「なぜ農業廃水(濁水)対策が必要なのか」について話題提供がある。

 参加申し込みと問い合わせは東近江地域振興局田園振興第一課(TEL22―7723)へ。


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迫真の演技に「頭が真っ白」

コンビニ強盗を想定

訓練で管理体制見直す


▲訓練直後に記入したチェックシートを実際の犯人と照らし合わせて確認する店員ら(日野町松尾で)
◆東近江・日野町◆

 歳末にかけて犯罪の多発が懸念される中、東近江・愛知・日野地区コンビニエンスストア安全なまちづくり協議会と東近江警察署が三日、日野町松尾のセブンイレブン日野町松尾店で「強盗訓練」を実施した。

 今年、県内でコンビニエンスストアを狙った強盗事件が四件発生している。そのうち一件は、十月五日未明、ファミリーマート八日市インター店で起こったもので、いまだ犯人は捕まっていない。

 他人事ではいられない危機感を持ちながらの訓練は、包丁片手に強盗犯が押し入り、店員から現金を奪い逃走するという想定。刑事扮する覆面強盗犯の迫真の演技に、店員は警備会社へつながる通報装置を押すことはできたものの、逃げる犯人を追跡して車両にカラーボールを投げ付けるという行動をとれなかった。

 対応した男性店員は「頭が真っ白になり、お金を出そうという思いばかりで次の対応がわからなかった」と話し、そばにいた女性店員も「びっくりして、犯人の特徴を覚えることしか考えていなかった」と振り返り、訓練の必要性を痛感していた。

 訓練後、見学していた同協議会加盟店のマネージャーら約二十人も参加して、模擬カラーボールの投てき訓練が行われた。

 同協議会の若林淳一会長は「訓練によって、もしもの時も対処できるよう取り組んでいきたい」と語り、東近江警察署員が各店舗の管理体制見直しや店員の危機管理意識向上の徹底を促した。


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地域の催しに参加して

売り上げ金を寄付

八幡西中生徒会


▲冨士谷市長に寄付金を手渡す中西会長(中央)と藁谷前会長(左)――近江八幡市役所市長応接室で――
◆東近江・近江八幡市◆

 市の福祉向上に役立ててもらおうと、近江八幡市立八幡西中学校(古川町 万野牧男校長)の生徒会は四日、地域での催しに参加して得た売り上げ金四万二千十四円を、市に寄付した。

 十一月に北里公民館で開催された「北里学区文化福祉フェスティバル」に、同校生徒会が同学区民生委員と一緒に作った手作りマフィンの模擬店を出店し、四万三千十四円を売り上げた。そのうち、一千円を同フェスティバルに、残りを市に寄付することにした。同校生徒会は、四年前から公民館の呼びかけに応じ、体験学習を兼ねて同フェスティバルに参加。毎年、売り上げ金を寄付している。

 万野校長や、担当教諭、民生委員と共に市役所を訪れた生徒会の中西智弘会長(二年生)と藁谷達至前会長(三年生)が冨士谷英正市長に寄付金を手渡すと、市長は「近江八幡の教育のためにだいじに使わせてもらいます」と、感謝の気持ちでいっぱいの笑顔で受け取った。

 中西会長は「先輩から受け継いだバトンを落とさぬよう、生徒会を盛り上げていきたい」、藁谷前会長も「後輩に残せるのもができ満足。伝統を代々引き継いでもらいたい」と、それぞれの思いを語った。


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葦灯り展作品も加わり1か月あまり

あづちイルミネーション

駅前ロータリー一帯を華やかに


▲今年も始まった「あづちイルミネーション」
◆東近江・安土町◆

 安土町の年末年始恒例の「あづちイルミネーション」が、今年も織田信長像が建つ安土駅前北口ロータリー一帯で始まった。

 安土町商工会が、町と町観光協会との共催で、地域の活性化や観光PRを目的に毎年開催しているもので、今年で九回目を数える。

 駅に降りる通勤通学者の帰宅を明るく、あたたかく迎えるほか、駅を通過する列車の乗客や、安土での観光を楽しんで家路に向かう観光客の目を楽しませている。

 毎年、工夫を凝らしたイルミネーションが施されており、今年は十月に西の湖畔で開催された「葦(よし)造形と葦灯り展」に出展されたオブジェが登場し、西の湖のラムサール条約登録などと共に、安土の自然と環境をアピールしている。
▲点灯スイッチを押した三村商工会長(右)と津村町長(中)、深尾町議長(左)

 六日の点灯イベントは町民ら大勢が参加し、コンサートや特産品販売、模擬店などでにぎわった。

 すっかり日も暮れた午後五時から点灯式が行われ、三村善雄商工会長、津村孝司町長、深尾増男町議長があいさつの後、点灯スイッチを押すと、夕闇にライトアップされた信長像と、色とりどりの電球でデコレーションされたイルミネーションが鮮やかに浮かび上がり、歓声と拍手が沸き起こった。

 イルミネーションの周りでは、カメラや携帯電話で記念写真を撮る家族連れや、帰宅を急ぐ足を止めて普段と違う明るい駅周辺の雰囲気を楽しむサラリーマンの姿なども見られた。

 点灯は午後五時から十一時まで、来年一月十二日まで続く。

 


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